5月21日 金環日食

　5月21日は3週間前くらいから楽しみにしていた金環日食。大阪名古屋東京の大都市で一緒に見られるのは約900年ぶりとのこと。

　予報だと曇りということで7，8割方あきらめてはいたものの、緊張して眠りが浅くなるほど楽しみにしていたので、7時過ぎに起き、まずは見る場所を探した。南向きのベランダに出てみるも、東側に建物がせり出しているため、見えず。　目をこすりながら起きてきたKちゃんに「パパ」と手招きされて室内に戻る。　若干焦って、外に行こうとしたら、Kちゃんも「一緒に行く」と言ってついてきた。

　マンションの部屋の外に出て、すぐの廊下から東側を眺めてみると、


　「見えた。」

　意外にもはっきりと見えたことで嬉しくなってすぐ部屋に戻り、妻に「太陽が欠けてる」と報告。　「曇りだね」と半ばあきらめ気味だった妻も驚いて出てきて一緒に観察。




　眼鏡をかけるKちゃん。Kちゃんは、月の影に隠れて三日月のようになった形を見て、「どうして昼間に月が見えるの？」と言っており、妻が「あれは月じゃなくて太陽なんだよ」と教えてあげていた。


　妻がレンズを通して撮影



　曇りの中でも太陽の形は終始はっきりと見えていた。金環が終わるまで3人で二つの眼鏡を交換して見て天体ショーを満喫した。

3週間前から期待し、前日から天気予報を幾度となくチェックして祈っていたので、見れたのがこの上なく嬉しかった。　Kちゃんに見せられたことで喜びが倍増した。6歳のKちゃんはこのことをずっと覚えていてくれるだろうか。

マンションの東向きの廊下を見ると、たくさんの家族が嬉しそうに観察をしていた。

3歳のA君は起きてこず、後になって「A君も見たかったー」とぶーたれたので無理にでも起こせばよかったかなとも思ったが、さすがに見てもその価値は分からないし、記憶にも残らなかっただろうと思うので、まあよかったかなと思っている。

いい思い出を作ることができ、幸せを感じた一日だった。

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